よりかず式|凡人のためのSNSマーケティング実践録.91
2026/04/22
よりかず式|凡人のためのSNSマーケティング実践録.91
第91回:マーケティングを難しく考える人ほど、一生売れない/文:よりかず先生
マーケティングとは、知ってもらい、理解してもらい、買ってもらうこと
「マーケティングとは何か?」って、自分の言葉でスラスラ説明できる人は、意外と少ない。僕もよく聞くけれど、意味は分かっていなかった。
起業や副業に向けて情報収集しているなかで、マーケティングという言葉に出会い、「とりあえず用語を調べてみよう」と検索したことがある方も多いはず。
でも、実はそれって落とし穴の入り口かもしれません。
私が「マーケティング迷子」だったころ
副業をしながら独立を目指していたころ、僕はSNSを中心にネット集客の勉強をしていた。
そのときはアルゴリズムの攻略法、バズるコンテンツの作り方、ハッシュタグ戦略など。
SNSの難しいノウハウこそがマーケティングだと思い込んでいた。
でも、いくらノウハウを追いかけても結果は出なかった。
今思えば当然で、手法を知ることと、マーケティングを理解することはまったく別のことだったから。
さらに致命的だったのが、出会ったばかりの人に「この商品、どうですか?」と勧めて、すぐにセールス。断られたら次の人へ。売れなかった人には一切フォローしない。
そのうえ、紹介してもらうために身近にいる人に目を向けることすらできていませんでした。
短期で売ろうとするから、無茶なことをしてしまう。信頼もなければ、関係性も育たない。
当然、売上も伸びなかった。これが、僕がマーケティングで失敗し続けた本質的な原因。
マーケティングは「身の回り」から学べる
じゃあ、マーケティングとは何かって、難しく考える必要はない。
例えば、あなたの手元にあるスマホ、なぜ買いましたか。
古いのが壊れたから→緊急性が高く、自分で検索して購入。
気づいたら最新モデルに機種変していた→マーケティングに誘導された購買。
後者こそ、まさにマーケティングにはまっている状態です。
SNS戦略、ネット集客、オンライン広告。これらはすべて、知らないうちに欲しいと思わせる仕組みです。
マーケティングを学ぶ最初の一歩は難しい用語を調べることではなく、自分自身の購買行動を分析すること。
「どうやって買ったか」を観察するだけで、マーケティングの力は自然と身についていきます。
本質はたった3ステップ
マーケティング戦略をシンプルに定義するなら、この3つだけです。
① 知ってもらう(認知)
② 理解してもらう(教育)
③ 買ってもらう(販売)
そもそも、知らないものは買えない。YouTube、SNS、口コミ、紹介、オンライン勉強会への参加など、手法はいくらでもあり、どれが正解かは、商品や人によって異なる。
自分に合う方法を探すことが、マーケティング戦略の出発点。 知ってもらっただけでは買ってもらえません。
「この人は何者か」「この商品は自分に何をしてくれるのか」を伝え続けることが必要。
コンサルタントやコーチであれば、発信内容・実績・人柄を通じて信頼を育てていく段階です。
理解と信頼が積み重なったとき、はじめて購入という行動が生まれます。
口コミしかなかった時代も、SNSが普及した現代も、この3ステップの流れは変わっていません。
起業初心者が最初に覚えるべきは、流行りの手法ではなくこの普遍的な構造です。
長期視点に切り替えると、戦略が変わる
僕が一番失敗したなと感じているのが、短期思考でした。
リストを短期で集め、短期で教育し、短期で売る。
数字は一時的に動くかもしれませんが、信頼は積み上がらない。
長期で関係性を築くという視点に切り替えると、戦略が根本から変わります。
たとえばBtoBの営業であれば、初回訪問で社長に売り込もうとするより、その周囲にいる担当者や側近と誠実な関係を作る方が、最終的に大きな成果につながることが多い。
ビジネスだからといって特別なことをする必要はなく、友人と仲良くなる感覚と基本は同じ。
この関係構築の考え方がマーケティングの核心です。
もうひとつ、意外に思うかもしれないけれど、売りすぎることもマーケティングの失敗です。
適正なタイミング・適正な価格・適正な販売本数を守らないと、行き届いたサポートができず、信頼関係も崩れてしまう。
成功し続けている起業家やコンサルタントは、みんなこの加減を知っています。
「うまくいかなかった」ときが、本当のスタート
マーケティングに取り組んでいると、うまくいかない局面は必ずある。
大事なのは、そのときに「なぜうまくいかなかったのか」を自分で分析し、改善策まで出せるかどうか。
類似商品がどれくらい売られているかを観察するだけでも、マーケティングの感覚は磨かれる。
オンラインコミュニティへの参加や交流会・勉強会を通じて他者の事例に触れることも、自分の再現性を高める上で非常に有効。
脱サラや独立支援を目指す方にとって、マーケティングへの理解は、難しい専門知識を覚えることではなく、人との関係を築くための思考法を磨くこと。
最初から完璧にやろうとしなくていいので、まずは、身近な購買行動の観察から始めてみてください。
マーケティングはシンプルだからこそ、奥が深い
マーケティングは、① 知ってもらう・② 理解してもらう・③ 買ってもらう(販売)の3つだけ。
手法は時代によって変わっても、この構造は変わらない。
SNSでの情報発信も、AIを活用したコンサルティング戦略も、口コミによる集客も、すべてこの枠組みの中にある。
焦らず、長期で、信頼を積み上げていく。
それがマーケティングの本質であり、起業で成功し続けるための唯一の道です。