よりかず式|凡人のためのSNSマーケティング実践録.93
2026/04/24
よりかず式|凡人のためのSNSマーケティング実践録.93
第93回:AIで楽する人ほど稼げない、フォロワーも売上も消える3つの地雷/文:よりかず先生
あなたの価値をゼロにするAIの最悪な使い方
「AIを使えば効率よく稼げる」って信じて始めた結果、フォロワーは増えず、売上もゼロ。
気づけば3ヶ月が丸ごと消えていた。
今回は、起業や副業にチャレンジする会社員がやりがちな、AI活用の致命的なミスについて、3つに絞って解説します。
①AIのアウトプットをそのままコピペ投稿
SNS運用で初心者がやりがちなミスが、AIが出したものをそのままコピペで投稿すること。
一見すると効率的に思えますが、これはマーケティング戦略として根本的に間違っています。
ここで知っておいてほしい重要な法則が、SNSで伸びる投稿は1割側の少数派意見でなければならないということ。
「そうだよね」って誰もが頷く話題ではなく、「え、そうなの?」「それは知らなかった」って思われる視点、いわゆる逆張りの主張が必要。
でもAIの性質上、9割側の多数派意見を出力する。
インターネット上の膨大なデータを学習しているから、「多くの人が言っていること」「無難で正しいこと」を出してくる。
これはAIが悪いんじゃなくて、AIの仕組みがそうなっているから仕方がない。
さらに、SNSにおける信頼の構造を理解する必要があります。
フォロワーや見込み客が、受け取った情報を信じるかどうかは、その人が一次情報を持っているか(実際に経験した話か)、その人に語る資格があるか(実績や現場感があるか)、この2点が揃ったとき。
AIが出してくるのは表面的な知識なので、この2点が入っていないので、薄っぺらい発信に見えてしまう。
これは僕が実際に経験したの失敗事例なのですが、AI活用でInstagramの運用をしていた時の話です。
類似ジャンルのリサーチ、台本作成、動画生成、サムネイル・キャプションまですべてAIで制作し、リール動画を1日1本、3ヶ月間投稿し続けた。
結果はどうだったかというと、フォロワーは100人にも満たず、もちろん売上もゼロ。
3ヶ月間の時間と労力が、完全に無駄になった。
じゃあ、AIをSNS投稿に使えないのかというと、そうではない。
プロンプト(AIへの指示文)と入力情報を工夫すれば、100点は無理でも80点のコンテンツは作れる。具体的には、「逆張りの主張とその根拠」を自分で考えてAIに入力し、「この情報がすべてだと思って書いて」と指示する。
さらに、出力された文章は必ず人の目でチェックして添削する。
この手順を踏めば、AIは強力な補助ツールになる。
②AIに丸投げして、自分の目で確認しない
2つ目の失敗は、AIに作業を任せたまま確認の作業を怠ること。
これは料理で例えると、レシピAIに材料と手順を全部任せて、味見を一切せずに客に出すようなもの。
どれだけ優れたレシピと食材を揃えても、実際の仕上がりは変わる。
最後に舌で確認する人間のステップが必要不可欠。
「SNSで伸びる投稿の書き方を教えて」とAIに聞けば、それらしい答えは返ってくる。
でも、その答えが今のあなたのアカウント・ジャンル・フォロワー層に合っているかどうかは、AIには判断できない。現場を知らないからです。
正しい使い方は、自分が書いたものをAIに評価させる方法。
自分で書いた投稿文に対して、「この投稿の改善点を3つ挙げて」「読み手が離脱しそうな箇所はどこか」とAIに聞く。
これがAIとの正しい壁打ちの構造です。
自分の判断を起点に置き、AIはあくまで作業をサポートするツールとして活用する。
実用の事例として、AIとの壁打ちを繰り返す中で出力が洗練されてきたら、その内容をプロジェクト機能に保存するというのが1つ。
そうすれば次回から一発で思い通りの答えが出るようになり、毎回壁打ちを繰り返す手間が省けます。
2つ目は、評価の基準となるチェックリストをあらかじめ用意しておくと、自分の目での評価も迷わず進められる。
ただ、それ以前に、そもそも何が良くて何がダメか、自分では判断できないという段階なら、有識者・実績のある人に確認してもらうことを惜しんではダメ。
AI任せのコンサルや育成では、絶対にその判断力は身につきません。
③AIしか触っていない人から学ぶ
3つ目は、AIの使い方とは少し角度が違いますが、最も致命的なミスかもしれません。
それは、現場での実績がない「AIオタク」からAIの使い方を学ぶこと。
「AIを使えばこんなことができる」「このプロンプトを使えばすごい文章が書ける」という情報を発信している人は多い。
しかし重要なのは、その人がAIを使って実際に売上を作ったか、SNSを伸ばしたか、独立支援で成果を出したか、という点です。
AIはあくまで補助ツールだから、重要なのは何をつくるか・何のためにつくるかという判断であり、それは現場経験と成果の積み重ねからしか生まれない。
現場を知らない人から学んでも、言われた通りにAIを操作するだけで終わる。
ネット集客の戦略も、SNS運用の成功も、起業・脱サラ後の売上も、AIの使い方ではなく、「何を伝えるか・誰に届けるか」というマーケティングの本質から生まれる。
もっとシンプルに言えば、AIが自分のノウハウを超えた瞬間に、あなたの発信は空洞化する。
AIはゼロから何かを生み出すことはできません。
元になる考え・経験・戦略があって初めて、AIはそれを10倍速で形にする道具になる。
AIの活用を学ぶなら、AIを使って実際に成果を出した人から学んでください。
SNSの投稿を伸ばした人、ネット集客で売上をつくった人、起業・独立支援で実績のあるコンサルタントなど、そういった人たちのノウハウにこそ、初心者が成功するための戦略と再現性があります。
AIは使いこなす人だけが得をする
AIは正しく使えば、起業初心者でもマーケティング戦略を加速させる強力な武器になるけれど、使い方を間違えれば、フォロワーは増えず、売上もゼロ、ブランドも損なうという最悪の結果を招く。
今回お伝えした3つのポイントを整理すると、
①AIのコピペ投稿は9割側の意見しか出ないため、SNS戦略として機能しない
②AIへの丸投げではなく、自分が書いたものをAIに評価させる使い方が正解
③現場実績のないAIオタクからではなく、成果を出した人から学ぶこと
副業から起業・独立支援へと進んでいくうえで、AIとどう向き合うかはいまや必須のスキル。
しかし技術より先に必要なのは、「何のためにAIを使うのか」という戦略と判断軸。
そこさえ正しく持てれば、AIはあなたの最高の相棒になります!