よりかず式|凡人のためのSNSマーケティング実践録.132
2026/06/03
よりかず式|凡人のためのSNSマーケティング実践録.132
第132回:「嫌われたくない」が、あなたの顧客を不幸にする/文:よりかず先生
「いい人」のまま起業すると、なぜ失敗するのか
起業を目指して副業から挑戦している方に、あらかじめ知っておいて欲しい不都合な真実があります。
多くの真面目な人がビジネスを始めた途端にぶつかる壁で、それは自分自身の謎の優しさです。
目の前に悩んでいる人がいる。自分の商品・サービスで解決できると分かっている。
それなのに、「押しつけがましくならないかな」「断られたら嫌だな」という気持ちが先に立って、提案せずに引き下がってしまう。
僕も副業でビジネスを始めたばかりの頃、まさにこの状態。
今思えば、あれは謎の優しさだったと思います。
悔しい体験が、すべてを変えた
これは過去に関わったお客さんとのやり取りなのですが、その方には明らかに課題があり、私のサービスが役に立てると確信していました。でも「検討してまたご連絡します」という言葉に、それ以上踏み込めなかった。
数ヶ月後、その方から連絡が来た。「別のところで教材を買って挑戦してみたが、内容が薄くて全然ダメでした。今思えば、あの時決断しておけばよかったと後悔していますが、ローンの支払いまで残っているので、もう何もできない状態です」という内容でした。
その瞬間の悔しさは、今も忘れられません。
私が背中を押さなかったせいで、その人は何十万円もするローンを背負い、支払いに追われてそれどころじゃない状態になってしまった。あのとき私が提案を続けていればって思うと、本当に心が痛かった。
これが、僕の「謎の優しさ」に気づいた直接のきっかけです。
市場の絶対的な真実を知っておこう
起業初心者の方に、特に知っておいて欲しい重要なことが、「あなたが売らなくても、お客さんは他で買う」ということ。これはビジネスの世界における、動かしようのない事実です。
SNSやネット集客の戦略を学んでいれば分かるように、今の時代、情報はどこにでもある。
顧客が抱えている悩みは、あなたが提案をやめても消えません。
その人は検索して、別の商品を見つけ、どこかでお金を払います。
問題は買うかどうかではなく、誰から買うかということ。
もしあなたが提案をしなかった結果、その顧客が品質の低い商材を高額で買ってしまったり、ほとんどフォローもしないコンサルに大金を払ったりして、何も変わらなかったとしたら?独立支援と称した詐欺まがいのビジネスに巻き込まれたとしたら?って、想像してみてください。
「自分が売らなかったことで、その人の未来は悪い方向へ進んでしまう」そう気づいたとき、ビジネスへの向き合い方が変わるはず。
嫌われたくないはただのエゴ
脱サラ・独立を目指してオンラインで情報収集している方の多くが、「強引に売り込みたくない」と感じてる。
誰もが嫌われたくないので、その気持ち自体は自然ですが、一度冷静に考えてほしい。
嫌われたくないという感情は、相手への配慮ではなく、自分を守るためのエゴだということ。
相手が嫌な顔をするかもしれない。断られるかもしれない。
そのリスクを避けるために、提案を引っ込める。
これは相手のためではなく、自分のための行動です。
プロのセールスは、ときに相手の痛いところに踏み込む勇気を持っている。
「今のままでは危険」って、はっきり伝えられるかどうか。
無難な説明で終わる「いい人」は、顧客の現状を変えることができない。
コンサルや育成ビジネスで成功している人たちは、例外なく「言うべきことを言える人」です。
医者のマインドに切り替えよう
分かりやすい例え話として、あなたが医者だと仮定します。
目の前に重病の患者さんがいるとして、その患者さんが「注射は痛いから嫌です」って言われたら、「では結構です」と帰してしまいますか。
それは優しさではなく、不誠実を通り越した悪です。
ビジネスも同じで、あなたは商品を売る人ではなく、相手の悩みを解決するドクター。
人は本能的に責任を取りたがらないから、自分では決断したくない生き物です。
マーケティングの勉強会やオンラインの起業コミュニティでも繰り返し言われることですが、人は誰かに背中を押してほしい、一緒に決めてほしいと願っています。
だからこそ、「私が責任を持ちますので、お任せください」と言い切れる覚悟が、セールスには欠かせない。
「なぜ」を持てる人が強い
AI活用やSNS戦略といったスキルは、初心者でも比較的学びやすい環境が整っている。
マーケティングのオンライン勉強会や交流会も増え、情報へのアクセスは格段に良くなりました。
でも、情報を知っても、スキルを学んでも結果が出ない人がほとんどで、その人たちには共通点があります。
それは「なぜこのビジネスをやるのか」というミッションが曖昧だからです。
価格競争になったとき、心理的な抵抗にぶつかったとき、ミッションのない人はすぐに折れる。
一方、「この価値を届けなければ、顧客の未来が自分のせいで台無しになる」という確信を持っている人は、声のトーンも、言葉の力も、まるで違います。
起業・独立支援の分野で長く活躍している人たちに共通するのは、スキルよりも使命感。
動かなければ、救われる人がいない
副業から始めて脱サラを目指す方に、最後にひとつお伝えしたいことがあります。
あなたが提供する商品・サービスが本当に良いものであるならば、提案しないことこそが、顧客に対する最大の不利益。
あなたが動かなければ、世界は変わらない。あなたが売るからこそ、救われる人がいる。
「いつか始めよう」「もう少し自信がついたら」と言いながら動けずにいる間にも、あなたのサービスを必要としている人が、どこかで妥協した選択をしています。
次のステップへ
「謎の優しさ」を手放して、使命感を持ってビジネスに取り組みたいと思ってあなたへ。
起業の戦略づくりから、SNSやネット集客の具体的な実践方法まで、一緒に考えていきます。
「何から始めればいいか分からない」とお悩みの方は、弊社ホームページの問い合わせフォームから、お気軽にメッセージをお送りください。
あなたの「本当に届けたい価値」を、一緒に言語化していきましょう。