よりかず式|凡人のためのSNSマーケティング実践録.129
2026/05/31
よりかず式|凡人のためのSNSマーケティング実践録.129
第129回:30代から人生逆転する人は、登る山を決めている/文:よりかず先生
「このままでいいのか」という問いが、すべての始まり
30代になったら、必ず一度は将来に対して不安を感じることがあるはず。僕自身がまさに、33歳のとき「このままでいいのか」って自分に問いかけていた。
6年前の2020年、コロナ禍で社会が大きく揺れていたあの時期。
外の世界が変わっていくなかで、「このまま会社員として生きていっていいのか」っていう問いが、ふとした瞬間に何度も頭をよぎる。
その問いを無視せずに向き合った結果、副業からスタートして、最終的には会社員を辞めて独立するという選択をした。あのとき動いていなければ、今の自分はなかったと断言できます。
経営者や成功者と話すと、必ずと言っていいほど出てくる言葉があり、それは「登る山を決める」こと。今回はその意味と、具体的な実践方法をお伝えします。
20代と30代の決定的な違い
20代はチャンスを多く与えられるから、勝手に成長できる年代。
親から受け継いだ体力、学校で得た基礎知識、新社会人としての勢い。
意識して動かなくても、ある程度は前に進める。
でも、30代から状況は一変。放っておけば、肌は衰え、体型も崩れ、キャリアも停滞するのは、まぎれもない事実です。
よく、「現状維持は、下りのエスカレーターに乗って立ち止まっている状態」という例えをしますが、自分は止まっているつもりでも、エスカレーターは動いている。
世の中は先へ進み、スキルは陳腐化し、相対的にどんどん下がっていく。「とりあえず仕事していれば、なんとなく良くなっていく」という幻想は、30代以降には通用しない。
「人生100年時代」という言葉が浸透して、30代はちょうど人生の折り返し地点。
ここで手を打てるかどうかが、残りの70年を大きく左右する。
起業や脱サラを初めて意識し始めた方にとって、30代はまさに戦略の分岐点なのです。
登る山を決めるとはどういうことか
登る山とは、人生の羅針盤のことで、「自分はどう生きたいのか」「何のために生きるのか」を明確にすること。
登山に例えるとわかりやすい。山に登る前、まずどの山に登るかを決めますよね。
富士山を目指すのと、高尾山を目指すのでは、必要な装備も、体力の使い方も、かかる時間も、すべてが違う。
どちらが正解かではなくて、自分がどこに行きたいかを先に決めるべきということ。
家族のためでも、自己表現のためでもいい。
誰かの課題を解決することに喜びを感じるのでもいい。大切なのは、これが自分の山だと決めること。
山が決まってはじめて、手段も自然と見えてくる。起業するのか、今の会社でスキルを磨くのか。
オンラインでネット集客を学ぶのか、コンサルに相談するのか。
戦略の前に方向を決める、それが山を決めるということです。
自分の山を見つける方法
「やりたいことが見つからない」という悩みはよくけれど、その答えは外ではなく、自分の中にある。ひとつの有効な方法は、子どものころの自分を知ること。
幼馴染や旧友に「自分ってどんな子だった?」と聞いてみて。
小学校のころ、何が好きだったか。どんなことをしているときに楽しそうだったか。
あるいは、自分で紙に書き出すだけでもいい。「何をしているときが楽しいか」という問いをひたすら繰り返すことが、自分と向き合う訓練になる。
大人になってからのキャリアや肩書きではなく、もっと純粋だったころの自分の中に、本質的な答えが隠れていることが多い。
起業や副業の戦略を考える前に、まずここから始めることをおすすめします。
いきなり大きな山を目指さなくていい
「年商数十億円の社長になる」「業界で日本一になる」など、大きな目標を持つことは悪くないけれど、最初からその頂を目指して挫折する人が非常に多いのも事実。
コツは、小さな山を1つずつ登ることです。
ボルダリングならば、いきなり難易度の高い課題からやるのではなくて、簡単なものから少しずつレベルアップしていく。その積み重ねが、気づいたら難しいルートを登れる力になっている。
キャリアや副業もこれと同じ。
まず社内やチームの中で1番になる。勉強会で成果を発表してみる。
SNSで情報発信を始めて、フォロワーを少しずつ増やしていく。
オンラインで小さなコミュニティを作る。そういった小さな達成を積み重ねていくと、その山の頂上から「次の山」が見えてきます。そしてまた登る。
その繰り返しの中で、自然と本当の目標に近づいていく。
独立支援を求めて情報収集している方も、最初から完璧な戦略を立てる必要はありません。
まず一手を打つこと。
僕が他責思考から抜け出すまで
今振り返ると、2020年以前の自分は完全に他責思考やった。
「会社が悪い」「上司や同僚が使えない」「時間がなくて忙しい」。
他人には無責任なアドバイスをして、自分では何も変えない。
子どもに宿題やれと言いながら、自分は翌日の予習もしていない親のようなことをしていた。
でも、コロナ禍で社会情勢が一変したとき、外的要因と内的な焦りが重なって、ようやく自分と向き合う気になれた。
「このまま逃げ続けたら、下りのエスカレーターに乗り続けて人生詰む」って腹の底から感じたのが、動き出したきっかけ。
そこから副業としてマーケティングやネット集客を学び、SNSで発信を続け、少しずつ成果が出始め、最終的には会社に依存しない、独立した働き方を手に入れた。
すべての始まりは、「このままでいいのか」という問いから逃げなかったこと。そのひとつだけ。
今日から山を探し始めても、まだ間に合う
30代でやるべきは、自分と向き合い、登る山を決め、小さな一歩を踏み出すこと。
起業を目指すなら、まず戦略の前に方向を決める。コンサルや育成の力を借りることを恐れない。AI活用やオンラインマーケティングを学ぶ勉強会に参加してみる。
挑戦する姿勢を持ち続けながら、初心者なりの小さな成功を積み重ねていく。
そして何より大事なのは、有言実行です。他人にアドバイスするだけでなく、自分自身が実践する人間になること。
まだ間に合います。30代は、人生最後の「本気であがける」年代です。