よりかず式|凡人のためのSNSマーケティング実践録.127
2026/05/29
よりかず式|凡人のためのSNSマーケティング実践録.127
第127回:有益な情報発信のつもりが、ただの押し売りでした/文:よりかず先生
自分が欲しいと思わない商品は売れない
「あなたが今売ろうとしているものは、あなた自身が買いたいと思いますか?」
副業で成果を出し、いずれは脱サラ・起業を目指す。そのファーストステップとして、SNSやブログ・noteでの情報発信を始めた、または始めようとしている方は、一度立ち止まって、この質問を自分にしてみてください。
誰かの役に立てたいという気持ちの落とし穴
ネット集客や戦略を学び始めた初心者の方によく見られるパターンが、「過去の自分が悩んでいたから、同じように困っている人の役に立てたい」という動機で情報発信を始めるケース。
出発点としては、とても素晴らしい考え。
自分の経験を活かして誰かを助けたいという気持ちは、コンテンツ発信の大切な原動力になる。
ただ、実際にそうやって始めたと言っている初心者の方のブログやnoteを読んでみると、セールス感が全面に出すぎていて、売りたいという意図がにじみ出ているケースがとても多い。
読んでいる側からすれば、有益な情報を届けたいではなく、自分の商品を売りたいというのが丸見えになってしまっている。
これが「押し売り」の正体です。
自分も陥っていた、ただの押し売り
実は僕も同じような経験をしていて、有益な情報発信をしていると自信を持って投稿していたのに、ある日改めて自分の記事を読み返してみると、「これ、自分だったら読まないな」ってことに気づいた。
マーケティング戦略やネット集客の知識を詰め込んで、「これは有益だ!」って信じて書いた記事。でもそこには、読者への配慮より、自分の商品・サービスへ誘導したいという意図が透けて見えていた。
自分の目線だけで書いていたから、相手の気持ちが完全に抜け落ちていた。
「これは有益な情報だから」「みんなに知っておいて欲しいから」って思っていたのに、実態はただの押し売りをしていた。
そのことに気づいたとき、正直かなり恥ずかしかったですね。
全部自分目線という根本的な問題
起業初心者の方が陥りやすいのが、自分目線だけのコンテンツ。
少しわかりやすく例え話をしましょう。
例えばあなたが八百屋さんだったとして、自分では食べない野菜を「健康にいいから」という理由だけでお客さんに勧め続けたとしたら、お客さんは、「本当においしいのかな?」「この人は信用できるのかな?」って疑問を持つはずです。
一方、店主自身が「このトマト、昨日食べたら本当においしくて!」と語る言葉には、自然な熱がこもっている。買いたいという気持ちが動くのは、断然後者なはず。
コンテンツ発信も同じで、自分が面白いとか、欲しいとか、読みたいと思えないものを発信しても、相手には伝わらない。
それはAIやマーケティングの戦略がどれだけ優れていても、変わらない本質。
自分目線から自分基準へ
そう気づいてからは、僕は発信するときに、「自分が読んで面白いかどうか」を基準として持つようになった。
この基準に切り替えてから、投稿へのいいねやコメントが増え始めるという、明確な変化があった。
内容が変わったというより、売ろうとしていないのに読者の反応が生まれるようになった、という感覚が正確かもしれません。
コンサルやオンラインのマーケティング勉強会で学んだ戦略的な知識も大切ですが、まず問うべきは「自分がこのコンテンツにお金を出すか」「自分が友人にシェアするか」という感覚。
独立支援やコミュニティ運営を通じて多くの方と関わってきた中でも、成功している方に共通するのはこの感覚です。
具体的なチェックポイントとして、こんな問いかけを試してみてください。
・この記事、自分が見知らぬ人のブログで読んだら最後まで読むか?
・この商品、自分が受け取ったら「買ってよかった」と思えるか?
・この投稿、信頼している人から紹介されたらクリックするか?
答えが「ノー」なら、まだ発信するタイミングではありません。
初心者が陥りやすい「情報の押しつけ」パターン
脱サラや起業を目指して副業を始める方がよく相談してくれるのが、「どんな情報を発信すればいいかわからない」という悩み。
そのとき私がよく聞くのは、「あなた自身が最近、お金を出して買ったもの・申し込んだものは何ですか?」という問いかけ。
自分がお金を出した経験には、必ず「それだけの価値があった」という確信があるはず。
その体験談こそ、読者にとって信頼できるリアルな情報になる。SNSやブログでのネット集客戦略として、体験ベースのコンテンツが強いのはこのため。
逆に、自分が経験していない・買っていない商品をいくら「おすすめ」と言っても、どこかに違和感が滲み出てしまう。
読者はその違和感を、思った以上に敏感に察知している。
売れるより先に、好きになろう
マーケティングやSNS戦略の勉強会・コミュニティに参加すると、ついテクニックの習得に目が向きがち。もちろん、ネット集客の戦略や育成の仕組みを学ぶことは重要です。
でも、テクニックの前に問うべきことがあり、それは自分が心からいいなと思えるものを扱っているか。自分が買いたいと思う商品を作っているか。自分が読みたいと思う記事を書いているか。
これは起業初心者に限らず、オンラインビジネスを挑戦・成功させていきたいすべての方に共通する話。AIツールを使った効率化も、コンサルからの育成サポートも、その土台となる「自分が欲しいものを作る」という感覚なしには、長続きしない。
自分もいらないものを売りつけてはいけない。
厳しく聞こえるかもしれないけれど、これが売れるコンテンツ・売れる商品の出発点です。
発信の基準を自分の感覚に戻そう
情報発信やコンテンツ販売で成果を出すために、今すぐできることが一つあります。
それは、自分が面白いと思うかどうかという基準で記事を書き、自分が買いたいと思えるかという基準で商品を作ること。
戦略や集客の仕組みを学ぶのはその後で十分。まず自分の感覚を信じてみましょう。
そしてもし「自分の感覚がよくわからない」「何を発信すればいいか整理できない」と感じているなら、一人で抱え込まなくて大丈夫です。
発信の方向性に迷っている、自分の強みをどう活かせばいいかわからないとお悩みの方は、弊社ホームページの問い合わせフォームから、お気軽にメッセージをお送りください。