よりかず式|凡人のためのSNSマーケティング実践録.122
2026/05/24
よりかず式|凡人のためのSNSマーケティング実践録.122
第122回:AIは使うのではなく育てるもの、初心者向け9ステップ解説/文:よりかず先生
AIをビジネスで活用するには、どう使えばいい?
AIという言葉はよく目にするから、使った方がいいのはわかっているけれど、いざ使おうとすると手が止まってしまう。または、実際に使ってみても、イマイチな答えしか返ってこないから、うまく使いこなせない。
脱サラや起業を目指して副業で成果を出そうと思い、一生懸命に情報収集もしているのに、こんな壁にぶつかっている人は多いはず。
そんな悩める初心者の方に向けて、ビジネスのあらゆる場面で使えるAI活用の流れを9つのステップでまとめました。
今回は「動画の台本作り」を例に、順番に見ていきましょう。
動画だけじゃなくて、SNSやネット集客で成果を出したい方にも、そのままそっくり応用できる内容です。
1.目的をはっきりさせる
AIを使うときにまず最初にやることは、「何のために」という目的を明確にすること。
試しに、AIに「動画の台本を書いて」とだけ伝えてみてください。おそらく、どこかで見たような無難な内容が返ってくるはず。
なぜかというと、AIはあなたがなんで動画の台本を書いて欲しいのか、目的を何も知らないから。
僕も最初はよく「面白い文章を書いて」「バズる台本を考えて」という指示を出していたけれど、そういった曖昧な言葉はAIにはほとんど伝わらない。
AIって質問には全力で答えてくれるけど、質問者のことは何も知らずに答えを返してくる。
でも相手のことを何も知らずに、何をプレゼントしてあげたら喜ぶのか、選ぶのが難しいのと同じ。
動画で何を伝えたいかとか、どんな相手に向けた動画なのかとか、それを伝えるだけで、台本の内容はまったく変わる。
目的をしっかり伝えることが、良いアウトプットへの第一歩です。
2.参考になるものを調べて、方針を決める
目的が決まったら、次は「どんな内容にするか」の方針を固める。
ここをさぼると、AIはネット上にある情報から、それっぽいものを適当に集めてくるだけになってしまう。
動画の台本作りを例にすると、まず参考にしたい動画の文字起こしを集め、1つのドキュメントにまとめる。
ワンクリックで動画の文字起こしをテキスト化できる便利なツールもあるので、それを活用すれば簡単にまとめられます。
そのデータをChatGPTなどのAIに渡して、「この台本がうまくいっている理由を分析してください」と聞いてみましょう。AIはデータの分析が得意なので、この指示は丸名でげ問題ないです。
ただし、分析はAIに任せても、その結果をどう活用するのか、決断するのはあなたの仕事。
誰に届けたいのか、動画の最後で何を伝えるのかを自分で決めることが、マーケティング戦略を立てるということ。
3.AIにあなただけの情報を覚えさせる
ここが一番大事なポイント。
下準備なしでAIに台本を書かせると、どこかで読んだことがあるような、ありきたりな内容になりがち。なぜならAIは、ネット上にある平均的な情報をもとに文章を作るから。
あなたらしい台本を作るには、AIにあなた自身の情報を読み込ませることが必要。
情報は大きく2種類あって、
① あなた自身の情報(人格データ)
あなたが何者かをAIに伝える。これまでの経歴、大切にしていること、悩んできたことなど。
これらを伝えると、まるであなたが書いたような台本が生まれる。
起業やオンラインビジネスの文脈でいえば、「なぜ独立支援に関わるのか」「どんな初心者と向き合ってきたか」といったストーリーがここに当たる。
② あなたのノウハウ(発信ソースデータ)
あなたが発信している内容そのもの。
過去にうまくいったコンテンツ、勉強会やセミナーで学んだこと、お客さんからよく聞く悩みなど。
これを読み込ませると、AIは一般論ではなくあなた独自の視点で台本を書いてくれる。
4.AIと一緒にアイデアを出し合う
情報の準備ができたからと言って、すぐに「台本を書いて」と指示するのは早すぎます。
まずはAIと対話をしながら、テーマや構成のアイデアを出し合うことが大事です。
AIは、出てきたアイデアを膨らませるのは得意ですが、ゼロから考えるのはあまり得意ではない。イメージとしては、「相談したら1を10で返してくれるけれど、何も指示しなければ見守るだけの優秀な秘書」みたいなもの。
Step 2で集めた参考情報を渡しながら話すと、さらに精度が上がる。
アイデア出しが終わったら、そのまま「台本を書いて」と進めるのはNGです。
やり取りの中には、対話の中で生まれたノイズとなる余計な情報も混ざっているので、「この会話の中で決まったテーマと構成だけをまとめてください」とAIに整理させてから次のステップへ進みましょう。
5.AIに指示文(プロンプト)を作ってもらう
プロンプトって聞くと、難しいというイメージを持たれていますか。
プロンプトはAI自身に作ってもらうので、全然心配はいりません。
Step 1〜4でやり取りしてきた内容(目的・方針・あなたの情報・アイデア出しの結果)をすべてAIに渡して、「これを全部使って、台本を作るための指示文を作って」と頼むだけです。
これは僕も驚いた気づきなのですが、うまくプロンプトを書けないって思っていました。
でもAIに逆質問するようなかたちで、どういう指示文が正しいかを出させてみたら、自分では気づかなかった構成が返ってきたんです。
プロンプトを出させれば、正しいプロンプトの型も自然に理解できるし、このやり方はAI初心者の方にこそ、ぜひ試してほしい。
6.実際にアウトプットさせる
あとは、Step 5で作ったプロンプトをコピーして、新しいチャット画面に貼り付けて実行するだけ。
なぜ新しいチャットなのかというと、これまでの対話で生まれた不要なやり取りをリセットして、必要な情報だけをまっさらな状態でAIに渡すため。
料理に例えるなら、前の料理の鍋をきれいに洗い直してから新しい料理を作るようなイメージ。
これだけで、アウトプットの質がぐっと上がります。
7.結果を見て、少しずつ改善する
ここまでやっても、最初から完璧な台本が出てくることはほとんどない。
それで「AIって使えないな」と感じてしまう人が多いのですが、そこで諦めるのはもったいない。
AIは育てるものなので、アウトプットが物足りなければ、指示を具体的にするだけで変わる。
「ここをこの言葉に変えて」「もっとこんな感じにして」と伝えながらプロンプトを磨いていくと、AIはどんどんあなたの意図を理解してくれるようになる。
そして最後は、人の目でチェックすること。
AIが作ったものをそのまま出すのではなく、あなたの判断で磨いてこそ、本当に作りたいものが完成する。
8.同じやり方を他の作業にも使う
ここまでのステップは、動画の台本作りに限ったものじゃない。
SNSの投稿文、メルマガ、LINEのメッセージ、セールスコピーなど、あらゆる作業も同じ流れで応用できます。
副業から起業を目指している方なら、ネット集客のためのSNS戦略や、コミュニティ向けのオンラインコンテンツ作成にも、この9ステップはそのまま使える。
一度このやり方をマスターしてしまえば、あとは使い回すだけ。それがAI活用の本当のメリット。
9.使いながら磨きをかけて完成度を高める
最後は、作ったプロンプトを使いながら改善し続けることです。
Step 3で読み込ませたあなたの情報は、あなた自身の成長とともにアップデートしていく必要がある。
・新しい実績が出たら人格データに追加
・お客さんから新しい悩みを聞いたらノウハウデータに追加
AIに渡す情報を常に新鮮な状態に保つことこそが、AIをビジネスで使い続けるうえで一番大切な習慣。
脱サラや独立支援の文脈でも同じことが言える。市場は変わり、お客さんの悩みも変わる。
AIをただのツールとして使うのではなく、あなた自身のビジネスと一緒に育てていく感覚を持てると、AI活用の効果は段違いに変わってきます。
AIはゴールさえ伝えれば、最強のパートナーになってくれる
最後に一番伝えたかったのは、AIは便利だけど、使い方次第ってこと。
目的を伝える、自分の情報を読み込ませる、プロンプトはAIに作ってもらう、この3つを押さえるだけで、AI活用の質は大きく変わる。
このやり方を知ったことで、初心者でも迷わず始められて、そして使い続けるほど精度が上がるAI活用をしてもらえるようになったら嬉しいです。
「具体的に自分のビジネスに当てはめるためには、どう活用すればいいかわからない」という方に向けて、「どこから手をつければいいかわからない」とお悩みの方は、弊社ホームページの問い合わせフォームから、お気軽にメッセージをお送りください。