よりかず式|凡人のためのSNSマーケティング実践録.100
2026/05/02
よりかず式|凡人のためのSNSマーケティング実践録.100
第100回:“うまくいった理由がわからない人”が、必ず失敗するワケ/文:よりかず先生
マーケティングの視点から見た「誰でもできる」の正体
「誰でもできる」って言葉、副業や起業の情報を収集しているとよく目にすると思いますが、僕が発信者の立場から、断言できることがある。
この言葉には、多くの人が見落としている「本当の意味」が隠されているのです。
成果が出た理由がわからないことが、最大のリスク
マーケティングにおいて最も恐ろしい状態は、「なぜ成果が出たのかわからない」という状況。
これは一見、良い問題のように聞こえるかもしれないけれど、実は非常に危険なサイン。
僕がXで情報発信を通じてマーケティングや営業活動を始めたとき、失敗したときは徹底的に振り返りをしていた。
でもうまくいっているときは、その理由を深く考えることをしていなかった。
結果として、「なぜか急に成果が出なくなる」という現象を何度も繰り返すことになった。
典型的な失敗パターンが、先行者利益による一時的な成功。
流行りのSNS戦略やネット集客の手法が注目されているタイミングで参入すると、実力以上の結果が出ることがあった。
でも、その流行が過ぎると売上が落ちていく。
そのとき初めて「自分はなぜ成功していたのか」が理解できていなかったことに気づく。
これはオンラインビジネスの初心者に限らず、経験者にも起こりうる落とし穴。
二番煎じこそ、最も再現性の高いマーケティング戦略
成果を継続的に出すために何をすべきかというと、すでにうまくいっているところの数字を見ることから始めるとよい。
飲食店に例えるなら、繁盛しているお店のメニューを研究して、自分の店に取り入れ、さらに改善を加える。
これはパクリではなく、ビジネスの王道戦略。広告であれば数字が可視化されているため、改善がしやすい。
類似の成功事例と同等の数字が出るまでテストを繰り返す。
これが再現性の高いマーケティングの基本的なアプローチです。
もちろん、真似すれば誰でも同じ結果が出るというほど単純ではない。
それぞれ生きてきた背景も、積み上げてきた歴史も違う。
脱サラして独立した人、子育てをしながら副業で小さく続けている人、それぞれのスタート地点も異なる。
しかし重要なのは、その数字は実際に出ているという事実。
どうアプローチすればその数字に近づけるかを考え続けることが、マーケティング戦略の本質。
「誰でもできる」の本当の意味と、スポーツとマーケティングの決定的な違い
「誰でもできる」とはどういう意味か、という問いに戻ります。
スポーツのような身体的能力が必要な分野であれば、誰でも同じ結果を出せるとは言えない。
体格や運動神経など、生まれ持った要素が影響するから。
でもマーケティングは「考え方」の領域だから、体格や運動神経は関係ない。
マーケティングのマインドセットとして持っておくべき核心があり、それは「誰かが一度でもやったことがあることは、あなたにもできる」という考え方。
アプローチの方法は人によって異なるかもしれない。
起業の相談をする相手も、活用するコミュニティも、選ぶオンライン戦略も、それぞれ違って当然だ。
しかし「できる・できない」の問いに対する答えは、常に「できる」なんです。
最新ノウハウの罠は、本質を見ずに、流行を追い続けること
「最新マーケティング」「AI活用戦略」「SNSネット集客の新手法」など、こうした言葉を見かけるたびに、僕が意識しているのは、「このやり方は5年後、10年後も使えるのか?」という問いを立てるようにしている。
AIやSNSの新機能に闇雲に飛びつくことは、常に流行を追いかけることになり、その結果、本質にたどり着けないことになるから。
聞いたことのない横文字の言葉に惑わされず、抽象化して本質を理解する力こそが、長期的な成功を支える武器になる。
AIに依存しすぎることも同様で、便利なツールは積極的に活用すべきだけど、それに頼りきりになると、ツールが使えなくなったとき途端に不安に陥る。
だからこそ、自分自身の知恵が必要。
マーケティング戦略を教えるコンサルの育成においても、私がツールの使い方より先に思考法を教える理由はここにある。
紹介の連鎖こそ、最大かつ最もシンプルなマーケティング手法
ネット集客手法は無数にあるけれど、最も再現性が高いのは、広告か、SEOか、SNS戦略か。
その答えは意外にも「紹介」でした。紹介は広告費がかからないし、難しいテクニックも不要。
既存のクライアントが満足し、自然と周囲に話してくれる。
その連鎖が起きたとき、ビジネスは最も安定した成長を見せる。
勉強会やコミュニティ、交流会で人間関係を築き、信頼を積み上げていくことが、最終的には最強のネット集客戦略を超えた集客力になる。
スキルは、すべてがなくなっても残る唯一の資産
僕が最も大切にしている考え方は、もしすべての資金がなくなったとしても、メールリストが消えたとしても、フォロワーがゼロになったとしても、スキルだけは残るということ。
そのスキルがあれば、ゼロからでもやり直せる。
起業初心者の方に最初に伝えたいのは、「誰でもできる」という言葉を鵜呑みにして作業を真似するだけでは不十分だということ。
僕がそうだったように、ただ手順を真似するだけでは、うまくいった理由もうまくいかなくなった理由もわからないまま時間が過ぎていく。
大切なのは、マーケティングの本質で、なぜその施策が機能するのかを理解し、自分のスキルとして落とし込んでいくこと。
そのプロセスを丁寧に積み上げた先に、「誰でもできる」の本当の意味が見えてきます!