よりかず式|凡人のためのSNSマーケティング実践録.119
2026/05/21
よりかず式|凡人のためのSNSマーケティング実践録.119
第119回:顧客が去る理由は不満じゃない、あなたのビジネス“穴の開いたバケツ”状態かも/文:よりかず先生
ビジネスを穴の開いたバケツにしないための、リストマーケティングのやり方
あなたのビジネスは、穴の開いたバケツになっていませんか?
新規集客を目指して、SNSを毎日更新したり、広告を出してみたり、イベントや交流会に参加して名刺を配ってみたり。その行動は間違っていない。
でも、せっかく集めた顧客が、気づいたらいなくなっていて、次の月にはまた同じことを繰り返している。
そんな状態に心当たりがあるなら、一度立ち止まって考えてみて欲しい。
新規集客だけでは、ビジネスは成立しない
僕が脱サラを目指して副業でビジネスを始めた当初、「まず集客だ」と思って、ひたすら新規顧客の獲得に力を注いでいた。
ネット集客の勉強会に参加し、オンラインでのSNS戦略を学び、少しずつ成果も出始めた。
でも、新規顧客の獲得コストは、既存顧客を維持するコストの5〜7倍かかる、というマーケティングの基本原則を知らずに取り組んでいた。
既存のお客様を大切にしないまま新規ばかり追い続けることは、底に穴が開いたバケツに水を注ぎ続けるようなもの。注いでも注いでも、バケツは一向に満たされない。
初心者がやりがちなこの失敗は、戦略ではなく視点の欠如や知識のなさから生まれる。
自分が実体験した、サブスク化という発想の転換
売れ続けているビジネスを研究するうちに気づいたのが、単品販売ではなくサブスクリプション(継続課金)の仕組みを取り入れているという共通点。
「サブスクなんてすぐ解約される」って最初はそう思っていた。
しかし実際に自分でオンラインサロンを運営してみると、その考えは大きく覆された。
人間には現状維持バイアスという心理がある。
変化することにはエネルギーが必要なので、慣れた状態を続けようとする本能。やめるより続けるほうが楽、ということ。
自分のサロンでは、日次報告や課題提出を取り入れたことで、参加すること自体が会員の日常の習慣になっていった。
さらにコミュニティ内で人間関係が育まれると、解約すると、その人間関係を断ち切ることになる。
交流会やオンラインイベントを定期開催することで、この効果はさらに高まり、抜ける人は思っていたよりずっと少なかった。
育成型のコンサルや相談コミュニティも同じ構造。継続参加の動機を設計することが、ビジネスを安定させる戦略の核心になる。
顧客が去る本当の理由を知っていますか?
顧客が離れる理由の第1位は、不満ではなくて、なんとなく忘れていたから。
僕がこれを知ったとき、正直驚きました。あれほど一生懸命対応した相手が、ただ忘れていただけで去っていく。
商品が悪かったわけでも、サービスに不満があったわけでもない。
単純に、接触が途切れたことで記憶から薄れてしまっただけだったんです。
ここに、リスト管理とリストマーケティングの本質があります。
LINEやメールなど、こちらから能動的に連絡できる手段を持っておくことが、ビジネスの生命線になる。
SNSのフォロワーは、プラットフォームの仕様変更一つで消えてしまうリスクがある。
しかし、自分で管理できる顧客リストは、真の意味でのビジネス資産。
単純接触効果を使いこなす
心理学に単純接触効果という概念があり、人は繰り返し会ったり連絡を交わす人とは親近感を覚える、という原理。
つまり、定期的に相手の目に触れることで、信頼感が自然と育まれていく。
大切なのは、送るメッセージの中身。売り込みばかりが届くと、相手はすぐに心を閉ざす。
役に立つ情報、自分自身のストーリー、近況報告など、そういった関係を育てるメッセージを交えることで、読んでもらえる存在になれる。
そして一つ忘れがちな点があり、メッセージには必ず、次の行動を促す要素を入れること。
何かあればご相談くださいという一文でもいいし、LINEならスタンプを送ってもらうだけでも構わない。
1回送って返事がなくて、そのまま放置してしまうのは機会損失。相手が嫌がっているのではなく、ただ忘れているだけかもしれない。
マーケティングの本質は、商品ではなく信頼関係にある
起業・独立支援のコミュニティや、AIを活用したコンサルの場でよく語られることが、どんな商品を売るかよりも、誰が売るか・どんな関係性の中で売るかのほうが、成果に直結するという事実。
商品の品質が高いのは当たり前の前提で、その先の顧客との関係の作り方でで差がつく。
ビジネスの真の資産は銀行残高でも在庫でもなく、顧客リストとその人たちとの信頼関係で決まる。
マーケティング戦略の成功とは、売上を一時的に上げることではなく、ファンを継続的に育て続ける仕組みを持つこと。
ネット集客で成功している人も、SNS戦略を活用して挑戦を続けている人も、結局のところ辿り着くのは同じ結論。
信頼関係の積み上げこそが、集客に悩まない状態を作り出す唯一の道だということ。
今日からできる、たった一つのアクション
難しいことは後回しでいいから、まずは既存のお客様や過去に連絡を取った方の中から、1人だけ選んでメッセージを送ってみてほしい。
内容は売り込みでなくていい。「最近いかがですか」とか、「先日お話しした件、その後どうでしたか」とか、それだけでいい。
そこから始まる会話の中に、次のビジネスのヒントが隠れていることが多い。
リストマーケティングの具体的なやり方や、自分のビジネスへの落とし込み方について、もっと詳しく知りたい方は、弊社ホームページの問い合わせフォームから、お気軽にメッセージをお送りください。
起業を目指して副業から始めようとしている方、今の集客に限界を感じている方の相談も歓迎しています。一緒に、穴の開いていないバケツを作りましょう。