よりかず式|凡人のためのSNSマーケティング実践録.106
2026/05/08
よりかず式|凡人のためのSNSマーケティング実践録.106
第106回:集めても全員消えた“ザル集客”から抜け出した逆転の一手/文:よりかず先生
ビジネスとは、人を集めることではなく、人をなくさないこと
やり方から入ると、なぜ失敗するのか。どんな商品を作ればいいかとか、SNSやネット集客でどう戦略を立てるかとか。
起業・副業に向けて行動を始めると、こんなふうにやり方にこだわりがち。
僕も最初はそうでした。
SNSで発信を始め、フォロワーを増やし、オンラインイベントや勉強会に顔を出す。
最初の数週間は手応えを感じました。
でも、集客はできても売上がゼロのままという状況が続きました。
僕と同じような状況で悩む初心者に向けて、今日から実践できる処方箋をお伝えします。
僕の失敗談 ザル状態の数か月間
SNS中心にネット集客の戦略を組み立て、ある程度の人数を集めることはできた。
ところが信頼構築ができないまま営業をかけ続けた結果、「ここからは有料です」と伝えた瞬間、人がすっと離れていく。
集めては失い、集めては失うの繰り返しでまさにザル状態。
体力と時間だけが削られていく状況でした。
スキルやAIを活用したコンサル戦略、最新のマーケティング手法は、資本力と経験のある強者に一瞬でコピーされてしまう。
実績もスキルもない段階で「手法」だけで勝負しようとするのは、土俵に上がる前から負けているようなものです。
転機は、顧客を失ったことへの反省から
変わったきっかけは、ある顧客とのやり取りから。
今振り返ると、僕はずっと教えることに執着していた。
相手に「これが正解だ」と無理やり押し付ける教育をしていたけれど、オンラインでもSNSでも、上から目線の発信は反発しか生まなかった。
せっかく集客できても、価値の先出しができていませんでした。
「気づかせる」という発想がなく、ひたすら「教えること」で価値を示そうとしていた。
顧客を失って初めて、「この人と関わり続けたい」と思ってもらえる関係を、自分が一切つくれていなかったと気づきました。
大切なのは気づかせること。
相手がまだ気づいていない問題点や、人生がより良くなる可能性をそっと指摘する存在になることです。例えるなら、兄貴分のような存在。
答えを押しつけるのではなく、「そういえば、こういうこと考えたことある?」と問いかける人です。
価値の先出しとして、「これを買ったら教えます」ではなく、会う人全員に「今のあなたにはこれが必要じゃない?」と気づきを渡し続ける。
この積み重ねが、相談される関係を生み出せば、マネタイズはその後に自然とついてきます。
売上を伸ばすのは「集客数」ではなく「定着率」
スタイルを変えてから、ある変化が生まれた。
気づきを渡し続けることを意識した相手が、数か月後に「あのとき言ってくれたこと、ずっと考えていた」と連絡をくれました。
そこから長期的に関わり続ける顧客関係が生まれました。
一度も「売り込んだ」記憶はないけれど、これが長く続く関係性で、定着率の本質だと実感しました。
売上を右肩上がりで伸ばすために最も重要なのは、集客数ではなく定着率です。
広告やLPでネット集客に成功しても、信頼構築ができていなければ人はすぐ離れます。
人が減らなければ、新しい人が一人増えるたびにビジネスは右肩上がりにしか進まなくなります。
どれだけスキルは盗まれても、顧客の信頼関係は誰にも盗めません。
明日からやるべき3つのこと
脱サラを目指す初心者が、今日から具体的に動ける3ステップ。オンライン・リアルどちらでも応用できます。
①どこに根を張るかを決める(拠点の決定)
SNSでもリアルの勉強会でもオンラインコミュニティでも、自分が価値を発揮する場所を一つ決める。
あちこちに手を伸ばさず、そこで出会った人たちを徹底的に大切にする。
②目の前の1人を絶対に離さない
100人を集める必要はない。
最初の1人を徹底フォローし、「この人とずっと関わり続けたい」と思われる関係を築くことが先決。
求められたら相談に応じ、気づきを届け続けることから始めましょう。
③紹介の連鎖を起こす
1人の熱狂ファンができれば、その人が周りにいる人を連れてきてくれます。
イベントや交流会への誘いも自然に生まれます。
人が人を呼ぶ輪ができれば、そこに適切なコンテンツ(商品)を投下するだけで売れていく。
スキル・テクニックは「最後の仕上げ」
紹介の連鎖が生まれ、人が集まる輪ができた段階で初めて、マーケティングの戦略やSNS活用、AIを活用したコンサル設計などのスキル・テクニックを掛け合わせます。
「一言で伝わる」コンセプトを磨き、スタッフやシステムでも気づきを再現できる仕組化を整える。
ここまでできれば、オンラインで育成・コミュニティ運営を展開しながら、勝手に売れていく状態が完成する。
短期で稼ぐギャンブルではなく、3年・5年かけて「絶対に壊れない資産」を積み上げる意識が重要。
独立支援やコンサルで成功し続けている人たちは、例外なくこの順番を守っています。
今日、隣にいる人に「気づき」を届けよう
この人が離れないマインドセットさえあれば、商品がなくても、お金がなくても、ビジネスが失敗することはない。
まずは今日、あなたの周りにいる人に、愛を持って「気づき」を届けてみてください。
その小さな一歩の積み重ねが、数年後には誰も崩すことのできない信頼として積み上がる。
起業・副業の挑戦は、手法ではなく人との関わり方から始まる。
今日から人を大事にする生き方を選んでください。