よりかず式|凡人のためのSNSマーケティング実践録.95
2026/04/27
よりかず式|凡人のためのSNSマーケティング実践録.95
第95回:真似してるのに伸びない人、全員コレやっちゃってます!/文:よりかず先生
真似が劣化コピーになっている人の特徴
起業や副業への挑戦として、SNSを伸ばそうと頑張っている方から、「伸びているアカウントを参考に投稿しているのに、全然反応がないし、フォロワーも増えない」ってよく相談を受ける。
実は、SNS初心者がいきなりオリジナルで勝負するのは難しい。
スポーツでも仕事でも、最初は手本を真似るのが王道。
ネット集客や戦略を学ぶうえでも、成功しているアカウントを参考にすること自体は正しいアプローチです。
ただ、真似の仕方を間違えると、ただの劣化コピーになってしまという問題があります。
僕自身も劣化コピーをしていた
実は、僕も同じ失敗をしていて、「有益な発信をしていれば伸びる」と信じて、毎日せっせとリサーチし、他の人の投稿の言い回しを少し変えて投稿することを繰り返していた時期があります。
会社に縛られない働き方を目指して副業や起業について発信していたのに、気づけばただの情報まとめアカウントになっていました。
でも、たまに伸びた投稿もあって、なぜこれが伸びたのか?を分析してみた結果、伸びた投稿には共通点がありました。
自分のアカウントのテーマ、つまり「会社や上司の理不尽さへの怒りや共感」に近い内容だったんです。
その分析をきっかけに、自分が犯していた間違いにようやく気づきました。
劣化コピーになる人は、一番大事なものが抜けている
真似が劣化コピーになってしまっている人の共通点は、ネットで拾った情報をまとめているだけになっている。
たとえば、「パワハラ上司の特徴5選」とか「副業初心者がハマる落とし穴」といった内容は、誰もが興味を持ちそうなテーマ。
でも、こういった内容はChatGPTに打ち込めば5秒で答えが出てくるから、それを見た人は「どっかで読んだな」ってスルーされて終わる。
SNSで独立支援やネット集客の情報を発信している方でも、まったく同じ現象が起きている。
致命的なのは、表面だけを真似して、一番大事なものが抜けている。
SNS投稿は、情報自体に価値が出るというよりも、内容に自分のアカウントキャラと自分の経験との掛け合わせることで価値が出る。劣化コピーの人には、この視点がごっそり抜けています。
「あなたじゃなくていい投稿」になっていないか?
「この投稿から自分の名前とプロフィールを抜いても、投稿として成立するか?」というチェックをして、もし成立するなら、それは「あなたじゃなくてもいい投稿」になっています。
たとえば「パワハラ上司の特徴を語る投稿」なら、過去に理不尽なパワハラでひどい目に遭ったという文脈があるからこそ、この人が語る価値が生まれる。
同じノウハウでも、脱サラして起業した人が語るのか、副業を始めたばかりの会社員が語るのかで、受け取られ方がまったく変わる。文脈のない情報は、ただのまとめでしかない。
コンサル業界や育成系の発信でも、成功している人は必ず自分のキャラと経験を乗せている。
その視点がないまま戦略的な情報を発信しても、読者の心には届きません。
「外から解説する」のではなく「自分の現場から語る」へ
じゃあ、どうすればいいのかというと、「外から解説する」のをやめて、「自分の現場から語る」投稿に変える。
これ変えるだけで、同じ題材でもまったく違う投稿になる。
具体的に3つのパターンを挙げます。
パターン1:自分の現場経験と紐づける
「有名企業がITの時代にあえてアナログ戦略で業績を伸ばしている」という情報があるとして、ただこれを紹介するだけでは情報まとめで終わる。
でも、「僕は今も営業職をやっていますが、SNS経由の商談よりも直接足を運んだ方が売上が上がっています。
デジタル全盛の時代に、なぜアナログが効くのか」という文脈に変えると、読んだ人は自分ごととしてとらえてくれる。
起業やネット集客の戦略を語る際も、自分が実際に試した現場の経験と紐づけることで、一気に説得力が増します。
パターン2:アカウントのキャラクターから語る
「副業初心者がハマる落とし穴」という同じテーマでも、語り手のキャラクターで印象が変わる。
副業に挑戦中の会社員が語るのか、専業主婦が語るのか、受け取った人が自分と近い人だと感じた瞬間、その投稿は一気に刺さる。
オンラインでのコミュニティや交流会で活躍している方々も、発信力の源泉はここにある。
自分の働き方や立場というキャラクターを前面に出すことで、同じ情報が「あなたならではの発信」になるのです。
パターン3:失敗談と掛け合わせる
これが最も強力で、「副業の落とし穴にはまって100万円を溶かした」という失敗談が入ると、読者は急に自分ごとに感じる。
AI活用の戦略や起業の始め方を語るときも、綺麗な成功談よりも泥臭い失敗談の方が、はるかに読者の心を動かす。
マーケティングやコンサルの世界でも、「失敗から学んだ戦略」という文脈の発信は圧倒的に共感を集める。
初心者向けの勉強会やイベントに参加したことがある方なら、講師の失敗談が一番印象に残っているのではないでしょうか。
「バズっても意味がない」という覚悟
どんなに有益だと思う情報でも、ネットで拾ってまとめるだけ、名前を抜いても成立する投稿を出し続けることに意味はない。
分かりやすくまとめることに価値がある思っているなら、今すぐその考えを改めてください。
SNS運用はネット集客の成功戦略として重要ですが、その本質を理解せずにやり続けると、どれだけ投稿しても消耗するだけ。
たとえ投稿がバズったとしても、あなた個人に興味を持ってもらわないと、そのバズは空振りに終わる。
商品が売れるのも、相談が来るのも、コミュニティに人が集まるのも、すべて「このアカウントの人から買いたい・学びたい」という感情が先にあるから。
SNS投稿は、自分のキャラと経験が乗って初めて価値が出る。
今日から使える「劣化コピー防止」チェック
投稿を出す前のチェック項目に、必ずこの項目を追加してください。
「この投稿から自分の名前を抜いても成立するか?」
成立するなら書き直しです。
「外から解説する」を「自分の現場から語る」に変えるだけで、同じ題材がまったく別の投稿になる。
会社員から独立・起業を目指すうえで、SNS発信は欠かせません。でもあなたのアカウントが、誰かの劣化コピーでは、どれだけ戦略を磨いても刃が立ちません。
まず1つ、「自分の名前がないと成立しない投稿」を書いてみてください。