よりかず式|凡人のためのSNSマーケティング実践録.57
2026/03/18
よりかず式|凡人のためのSNSマーケティング実践録.57
第57回:フォロワーは増えたのに売上ゼロ。その原因は“集客”じゃなかった/文:よりかず先生
マーケティングを学ぶ前に、ほとんどの人が見落としていること
会社員が隙間時間で副業で稼いで起業を目指すとすると、間違いなくSNS運用やネット集客を始めようとする。そうするとオンラインの勉強会に参加したり、マーケティング戦略の本を読んだり、AIを活用したコンテンツ作ってみたり。
それ自体は間違っていないけれど、多くの初心者がその前に見落としている、もっと根本的なことがあります。
マーケティングの本当の基礎は、戦略でも手法でもツールでもなく「信頼を作る」こと。
どれだけ優れたSNS戦略を持っていても、どれだけAIを駆使してコンテンツを量産しても、信頼がなければ、人は行動しない。
これは脱サラを目指す人にも、副業で収益化を考えている初心者にも、等しく当てはまる話です。
「バズっているのに売れない」の正体
X(旧Twitter)で有益な情報を毎日発信し、積極的にリプライ回りをして交流を深めた時期があった。結果、いいねやコメントは増え、フォロワーも順調に伸びていった。
「これで集客できている」って思いこんでいた。
しかし現実は違っていて、時間とエネルギーをかけてSNSを頑張ったのに、売上には一切つながらなかった。関わっていたのは、同じように情報発信をしている同業者ばかりだったからなんです。
この経験から気づいたことが、SNSのマーケティング戦略として「有益な情報を発信して認知を広げる」という方法は正しい。
でも、認知と信頼は別物。フォロワーが増えることは「知ってもらえた」だけであって、「信頼された」ことではない。初心者ほど、この二つを混同しやすい。
集客できているのに、なぜ売れないのか
SNSからの流入で、公式LINEへの登録者数はそれなりにいた。数字だけ見れば、ネット集客の入口は機能していたけれど、登録してくれた人たちはほぼ無反応。
案件を配信しても、返信も問い合わせもない。
しばらく経って、ようやく問題の本質に気づいた。集客はできていたが、「教育」ができていなかってことに。
マーケティングにおける「教育」とは、学校の勉強ではない。
「この人は信頼できる」「この人の話を聞く価値がある」と相手に感じてもらうプロセスのこと。SNSでフォローしてLINEに登録するまでのステップで、相手はまだ少し気になる程度。
そこから信頼関係を築かないまま、いきなり案件を提示しても動かないのは、今思えば当然。
1対1の丁寧なやり取りが、すべてを変えた
変わったきっかけは、LINE登録者一人ひとりと丁寧にやり取りを重ねるようにしたこと。一斉配信ではなく、個別のコミュニケーション。
相手の状況を聞き、悩みに向き合い、それに対して誠実に応える。時間はかかるが、そのプロセスを経て初めて成約につながっていった。
興味深いのは、その後の変化だ。SNSの投稿頻度を落とし、フォロワーの伸びも止まり、いいねやコメントも減った。
数字だけ見れば「退化」に見えるのに、売上は逆に増えた。
これが「信頼を作ること」の本質。
可視化された数字(フォロワー数・いいね数・インプレッション数)と、実際のビジネスの成果は、必ずしも連動しない。
むしろ表面的な数字を追いすぎると、本当に大切な、目に見えない数字の部分を見落としてしまう。
初心者が最初に学ぶべきは「戦略」より「順序」
副業やネット集客を始めたばかりの初心者に多いのは、「何をするか」を先に決めて動いてしまうパターン。
SNSを始める、オンラインのコミュニティに参加する、AIを使って発信を効率化するなど、手段は無数にある。
でも「誰に、何のために、どんな信頼を届けるか」という土台がないまま積み上げても、砂の上に家を建てるようなもの。
マーケティングの勉強会やコンサルへの相談、オンラインでの情報収集は、この「土台」が固まった後に初めて効果を発揮する。
独立支援のプログラムや脱サラに向けた戦略を学ぶ際も、同じことが言える。どんな優れた戦略も、信頼という土台の上に乗って初めて機能するもの。
まず「発信量を増やす」「フォロワーを稼ぐ」よりも先に、「誰の役に立ち、どうやって信頼を積み上げる」という順序を意識してほしい。SNS戦略もAI活用も、ネット集客の施策も、その次の話だから後回しでいい。
実際、独立支援のコンサルや育成プログラムで成功している人たちの多くは、オンラインの勉強会やコミュニティへの参加、交流会やイベントを通じた出会いをきっかけに、信頼関係を丁寧に育ててきた人たち。
脱サラや起業に向けた挑戦を始める初心者ほど、始め方を間違えないようにしてほしい。AI活用やネット集客の技術を身につけることと、信頼を作ることは矛盾しない。ただ、順序がある。
一人で悩む前に、棚卸しから始めよう
信頼を作るための第一歩は、「自分が誰の、どんな問題を解決できるか」を言語化することから。これが曖昧なまま発信を続けても、届けたい相手には届かない。
マーケティングを「難しい戦略の話」だと感じているなら、まず自分自身を棚卸しするところから始めてみて。自分の強みは何か、誰の役に立てるか、どんな関係を築きたいか。
この自問自答が、すべての土台になる。
一人でこの作業をしようとすると、自分の強みは自分では見えにくいし、思考のクセがあると客観的な整理ができないから難しい。
そういうときこそ、外から見てくれる相談相手の存在が力になる。
「何を強みにすればいいかわからない」「発信しているのに結果が出ない」という方は、ぜひ弊社ホームページの問い合わせフォームよりご連絡ください。