よりかず式|凡人のためのSNSマーケティング実践録.53
2026/03/14
よりかず式|凡人のためのSNSマーケティング実践録.53
第53回:「役立つ発信」なのに反応ゼロ、その原因は“USP不足”/文:よりかず先生
発信しても埋もれてしまう理由とは?
SNSで発信を続けているのに、なぜか反応がもらえない。
同じような発信者はたくさんいるのに、なぜか自分のものには反応がない。
そんな経験ありませんか。この理由、「USP」を知れば、答えが分かります。
USPとは何か?
「USP」とは「Unique Selling Proposition」の略で、自分だけが提供できる独自の強みや価値のことです。日本語では「独自の売り」や「差別化ポイント」と表現されることもあります。
例え話をするなら、駅前に同じようなランチメニューを出す飲食店が3軒並んでいるとします。
値段も味も似たり寄ったりなら、お客さんはどこに入ればいいか迷ってしまいます。
しかしそのうちの1軒が「地元の農家と直契約した野菜だけを使う店」というこだわりを打ち出していたら、その一点だけで行列ができるお店になる。これがUSPです。
オンラインビジネスやSNSでの発信においても、同じことが言えます。
「何を発信するか」だけでなく、「誰が、どこから発信するか」が明確でないと、どれだけ情報を届けても埋もれてしまう。
USPを意識していなかった頃の失敗
私自身、発信を始めた頃はUSPという概念をまったく意識していませんでした。
当時は「人間関係で悩んで転職を繰り返した」という経験談を発信していましたが、今振り返ると抽象的でありきたりな内容。
そもそも、同じような発信をしている人がすでにたくさんいることに、当時は気づいていなかった。似たような境遇の発信者が大勢いる中で、自分の発信が選ばれる理由がない。
結果として、誰にも刺さらなかった。
副業やネット集客に挑戦する初心者の多くが、同じ状況に陥るから、「役立つ情報を発信しているのになぜか反応がない」というパターンは非常に多い。
USPを明確にしたら何が変わったか
転機になったのは、「自分の強みを発信する」前に、「自分は誰で、どの立ち位置から発信しているのか」を明確にしたことでした。
たとえば「モノづくりの現場で働いていた自分が、上司との関係に悩みながらも副業を始めた」という具体的な文脈を打ち出すことで、読む人が「この人は自分と似た環境にいる」と感じやすくなります。
発信内容の前に、発信者の文脈が伝わることで、共感と信頼が生まれるのです。
その結果、反応が得られるようになっただけでなく、意外な広がりも生まれました。
モノづくりの現場とはまったく関係のない医療業界で働く方から「自分の職場では、こんなことがありました。」とか、学生から「働き始めたらこんなことが求められるのですね。勉強になります。」などとコメントをもらいました。
ペルソナを絞り込んだ発信がターゲット以外にも届くのと同じように、USPを明確にした発信は、想定外の層にまで共鳴することがある。
「自分の話は特定の人にしか刺さらない」と思い込んでいたのが、大きな誤解だったんです。
USPはどうやって見つけるのか
USPを見つけるうえで重要なのは、「何ができるか」ではなく「自分は誰か」から考えることです。
職歴・経験・失敗・価値観・生き方。こうした要素を組み合わせることで、他の誰とも違う「自分だけの文脈」が生まれます。
マーケティング戦略においてUSPは、ペルソナやファネルと並ぶ戦略の根幹です。
コンサルや育成の現場でも、USPの言語化は最初に取り組むべき作業として位置づけています。
SNSやネット集客で成果を出している人は、必ずと言っていいほど自分のUSPが明確です。逆に言えば、USPさえ定まれば、発信の方向性も戦略も自然と決まっていく。
「誰が発信するか」が差別化の出発点
USPとは、あなたのビジネスや発信が選ばれる理由を言語化したもの。
同じ情報を発信していても、誰が・どこから・どんな文脈で届けるかによって、受け手の反応はまったく変わります。
副業や起業を目指す初心者の段階からUSPを意識することで、発信の精度が上がり、オンラインビジネスでの成功に近づく。
独立支援やコミュニティ運営においても、自分のUSPを持つことがビジネスの土台となります。
「自分の強みがわからない」「発信しても埋もれてしまう」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
あなただけのUSPを一緒に言語化し、成果につながるマーケティング戦略を考えます。