谷口先生のコラム連載 【 若々しく、恋と素敵な人間関係を築くには】㊶
2026/03/11
谷口先生のコラム連載 【 若々しく、恋と素敵な人間関係を築くには】㊶
第41回:本当のイエス・バッド法 相手に気づいてもらうという技術
前回は、多くの人が勘違いしているイエス・バッド法の話をしました。
ここで改めてお伝えします。
本当のイエス・バッド法は、自分が「バッド」を言う技術ではありません。
相手に「バッド」を言ってもらう技術です。
つまり、相手自身に「あ、そういう考え方もあるな」と気づいてもらうこと。
これがこの技法の本質です。
多くの人は、相手の意見を聞いたあとに
「しかし」
「でも」
「それは違っていて」
と自分の意見を言います。
ですが、これでは相手は防御モードに入ります。
人は、自分の考えを否定された瞬間、心を閉じる生き物です。
だからこそ重要なのは反論することではなく気づいてもらうこと。
例えば営業であれば、
「なるほど、そういう考え方もありますよね」
と一度受け止める。
そして質問を投げます。
「もしこういうケースだったら、どう思われますか?」
このように問いを置く。
すると相手は自分の頭で考え始めます。
そして、「確かにそれもありですね」
この瞬間、相手自身が「バッド」を言ったことになります。
恋愛でも同じです。
正論で説得する人よりも、自然に気づかせる人のほうが魅力的に映ります。
人は自分で出した結論に最も納得するからです。
営業でも恋愛でも、説得する人より気づかせる人が強い。
この「バッド」を相手から引き出すことができれば、あなたの対話力は一段階上がります。