よりかず式|凡人のためのSNSマーケティング実践録㊲
2026/02/21
よりかず式|凡人のためのSNSマーケティング実践録㊲
第37回:「ターゲット、誰?」半年投稿しても伸びない人の致命的ミス/文:よりかず先生
SNS発信を半年続けても反応ゼロ。原因は「ターゲット不在」だった
毎日SNSに投稿している。ネット集客のノウハウを学び、AIツールも使って投稿を作り込んでいる。なのに、いいねは0か1。フォロワーも増えない。
副業初心者がSNS運用でぶつかる、この「努力が報われない」現実。僕がネット集客の相談を受ける中で最も多く見てきたのが、この壁だ。そして、その原因の9割は「ターゲット不在」にある。
SNS運用ノウハウを学んでも成果が出ない理由
副業を始めたばかりの人がSNSを始めるとき、まず探すのは「運用ノウハウ」だ。
勉強会やオンラインコミュニティに参加し、起業家のイベントや交流会で成功者の話を聞く。
SNSの戦略を学び、「投稿は◯時に」「ハッシュタグは◯個まで」「画像は縦長で」といったテクニックを吸収していく。
初心者向けのコンサルや育成サービスに申し込み、マーケティングの基礎を学ぶ人もいる。最近はAIツールを活用して、投稿文の質を上げることもできる。
でも、それでも成果が出ない。なぜか。
それは、「誰に届けるか」が決まっていないからだ。どれだけ洗練された投稿を作っても、ターゲットが不在なら、誰の心にも刺さらない。
「誰でも使える投稿テンプレート」の落とし穴
ネット集客の戦略として、よく紹介されるのが「投稿テンプレート」だ。
「問いかけ→共感→解決策→行動喚起」といった型に沿って投稿を作れば、SNSで反応が取れるという触れ込み。
実際、このテンプレートをオンラインの勉強会やコミュニティで教えている人も多い。
僕自身、ネット集客の相談を受ける中で、この型を使っている副業初心者を何人も見てきた。
でも、その大半は成果が出ていない。
理由は単純で、「誰に向けて書いているか」が明確でないから。型は正しい。
でも、その型に入れる「悩み」「共感ポイント」「解決策」が、誰のためのものかわからない投稿は、誰の目にも止まらない。
AIを使えば、それっぽい文章はいくらでも作れる。
でも、AIに「副業で悩んでいる人向けの投稿を書いて」と頼んでも、具体的な人物像がなければ、当たり障りのない文章が生成されるだけだ。
ターゲットを決めた瞬間、発信が変わった
僕がこの問題に気づいたのは、あるコンサルとのオンライン相談がきっかけだった。
当時、僕はSNSで起業やマーケティングについて発信していたが、反応はほとんどなかった。
そのとき、相談相手に言われたのが「あなたの投稿は、誰に向けて書いているんですか?」という一言だった。
正直、答えられなかった。
「副業を始めたい人」「起業したい人」くらいのぼんやりとしたイメージしか持っていなかった。
そこで指摘されたのが、マーケティングの基本中の基本である「ターゲット設定」だった。
年齢、職業、悩み、目標を具体的に決めることで、初めて「刺さる発信」ができる。
その後、僕は「会社員をしながら副業を始めたいけれど、何から手をつけていいかわからない20代後半」という具体的なターゲットを設定した。すると、投稿の内容が一変した。抽象的な「やる気」の話ではなく、「最初の一歩の踏み出し方」という具体的な悩みに応える発信ができるようになった。
結果、反応が目に見えて増えた。そして何より、自分の発信に軸ができた。
コミュニティやイベントで「読者の悩み」を直接聞く重要性
ターゲットを設定しても、それが「想像上の人物」では意味がない。
実際に、その人たちがどんな悩みを抱えているのかを知る必要がある。
そのために有効なのが、オンラインコミュニティや交流会、イベントへの参加だ。
僕は副業初心者向けの勉強会やオンラインイベントに積極的に参加し、実際に話を聞くようにしている。
起業を考えている人、独立支援を受けている人、SNS運用で悩んでいる人。直接対話することで、「ああ、こういう言葉で悩んでいるんだ」という生の声が手に入る。
この「生の声」は、どんなマーケティングの教材にも載っていない。
コミュニティでの何気ない雑談、交流会での質問、イベント後の懇親会での本音にこそ、ターゲットのリアルな悩みがある。
そして、その悩みをSNSの投稿に反映させることで、「この人、私のことわかってる」と思ってもらえる発信ができる。これが、ネット集客における本当の戦略だ。
AIに任せる前に、自分の頭で戦略を立てる
AIツールは強力で、投稿文の生成、画像の作成、ハッシュタグの提案など、今やSNS運用のあらゆる場面で活用できる。
でも、AIに丸投げしても成果は出ない。なぜなら、AIは「誰に向けて発信するか」という戦略を考えてくれないからだ。
AIを活用したコンサルや育成サービスも増えているが、そこで教えられるのは「AIの使い方」であって、「マーケティング戦略」ではないことが多い。
初心者ほど、ツールの使い方を学ぶことに時間を使い、本質である「誰に何を届けるか」を考える時間が不足している。
AIは、戦略を「実行する」ための道具であって、戦略そのものを「考える」道具ではない。
だからこそ、まず自分の頭でターゲットを決め、その人に刺さる言葉を考える。その上でAIを使えば、挑戦のスピードは格段に上がる。
まとめ:フォロワー数より「誰に届いているか」
SNS運用で成果が出ない副業初心者に共通しているのは、「発信すること」が目的になっている。
フォロワー数を増やすことや、毎日投稿を続けることに意識が向き、「誰に届けたいのか」という本質が抜け落ちている。
ネット集客の戦略を学んでも、その戦略を「誰のために使うか」が決まっていなければ、成果にはつながらない。
起業を目指す人も、独立支援を受けている人も、まずやるべきはターゲット設定だ。
オンラインのコミュニティや勉強会、交流会やイベントで実際に人と話し、悩みを聞く。その上でSNSで発信すれば、必ず反応は変わる。
そしてAIを使うなら、戦略を立てた後に使う。「誰に」「何を」届けるかが明確になれば、AIは最高のパートナーになる。
半年続けても反応がないと感じているなら、今日から「誰に届けるか」を決めてみてほしい。
その一歩が、SNS運用の成功への一歩目になります!